賃貸不動産経営管理士 建築・設備系① 暗記ノート

賃貸管理士合格に向けての暗記事項まとめノートです。建築・設備系の分野になります。合格には理解と暗記が必要です。過去問をやりながらこちらの暗記まとめノートでしっかりと暗記し、合格を目指してください。
目次
建築の知識
建築物の点検
給水設備
換気設備
【建築の知識】
〈構造方法〉
ラーメン構造と壁式構造
ツーバイフォー=壁式構造であり枠組壁工法ともいう。2×4インチの部材に構造用合板を張った壁、床で構成
プレハブ工法・・・工場で製作、現場で組み立て、低コストで工期が短い
〈共同住宅の避難規定〉
共同住宅には直通階段が必要
※その階の居室が100㎡を超える場合は2つ
※6階以上は2つ
避難用廊下の幅(床面積が100㎡を超える場合)
・片側廊下 1,2m
・両側に居室がある場合 1,6m
避難階段の幅
・直上階の居室の床面積200㎡超 120cm以上
・ 〃 200㎡以下 75cm以上
・屋外階段 90cm以上
〈防水〉メンブレン防水(薄い皮膜を面上に形成)とシーリング防水(継ぎ目や目地)
アスファルト防水・・・アスファルトを下地に張り付け
シート防水・・・シートを張り付けて防水 シート素材のゴム系は非歩行
用、塩ビ系は軽歩行用
塗膜防水・・・樹脂類を塗る バルコニーなどに
〈アスベスト〉
石綿の発散のおそれがある材料は使用禁止
※ロックウールでも石綿の重量が0,1%超えは使用禁止
〈居室の高さやロフト〉
居室は天井2,1m以上 ※天井の高さが異なる場合はその平均の高さ
ロフトは居室として使用できず、天井が1,4m以下で面積がその存する階の2分の1未満であれば延べ床面積に算定されない
【建築物の点検】
特定既存耐震不適格建築物(昭和56年5月31日以前の着手したことが目安)
要件
・賃貸住宅で3階以上かつ床面積1000㎡以上である場合
・建築基準法の耐震規定に適合しない場合
〈応急危険度判定〉地方公共団体の要請により建築技術者が行う
外観調査に重点をおいて「危険」「要注意」「調査済」の3ランクに区分
罹災証明証は市町村長が証明する
〈建物の法定点検と定期報告(6か月から3年)〉
調査内容・・・敷地、構造、防火、避難
調査対象物を調査できる人
特定建築物 防火設備 建築設備 昇降機等
1,2級建築士 〇 〇 〇 〇
特定建築物調査員 〇
防火設備調査員 〇
建築設備調査員 〇
昇降機等調査員 〇
※その結果を所有者か管理者がいる場合は管理者が特定行政庁に報告
〈外壁の劣化現象〉
白華現象・・・セメントの石灰が表面に染み出して白色化
白亜化・・・チョーキングのこと
ポップアウト・・・コンクリートの骨材が内部で膨張、一部が劣化
【給水設備】
給水方法・・・直結方式と受水槽方式
受水槽の容量は衛生のため1日の使用水量の2分の1
※断水しないで清掃や点検をするため二層式や中間仕切りで分割しているものが〇
※天井とは1m以上 横と下は60cm以上距離を置いて設置
※直系60cm以上の円が内接できる構造としたマンホールを設ける
※飲料用受水槽のマンホールは受水槽天井から10cm以上かさ上げ
室内配管は引き込んだ給水管から分岐する「先分岐方式」とヘッダーから管をタコ足状に分配する「さや管ヘッダー方式」とある
給湯方式は必要な箇所に個別設置する「飲用給湯方式」と各住戸ごとに給湯器を設置する「局所給湯方式」と屋上や地下にボイラー室を設置して供給する「中央給湯方式」がある
合成樹脂管・・・耐食性があり、軽量 給水配管に使う場合は温度変化によ
る伸縮注意
塩ビ管・・・軽量で耐食性に優れる
鋼管・・・強靭性、耐衝撃性、耐火性に優れる
※給水管の保温不足による結露は漏水の原因になる
排水・・・汚水、雑排水(台所・浴室等からの排水)・雨水
公共下水道・・・分流式(汚水、雑排水と雨水の2本の管)と合流式(すべてを1本)
〈排水トラップ〉封水(水で封じる)封水芯は50~100とされている
二重トラップ禁止
一般的なSトラップはサイホン作用(逆流)を起こしやすい
Uトラップは封水の安定度が劣る
Pトラップはサイホン作用による封水破壊が少ない
台所の流しにはドラムトラップ 封水〇
床排水はわんトラップ
〈通気設備〉
店舗等に採用されている通気立菅方式(二管式)と伸頂通気方式がある
〈浄化槽設備〉
最初の保守点検を使用開始直前に行う 原則年1回の保守点検
※浄化槽管理者は使用開始から30日以内に報告書を都道府県知事へ提出
【換気設備】
〈換気方式〉
(自然換気方式)
騒音なく経済的だが換気量や換気圧力が問題
(機械換気方式(3種類に分類))
機械を利用して強制的に換気 必要な時に換気
第一種・・・給気、排気とも機械(居室の熱交換型換気室、機械室、電気室
等に採用)
第二種・・・給気のみ機械(製造工場など限られている)室内は正圧
第三種・・・排気のみが機械(台所、浴室、便所等で使用)室内は負圧
※第四種(自然換気方式)・・・自然(居室)
シックハウス対策・・・新築の居室を有する建築物は原則機械換気設備(24
時間換気システム)を設置
※例外的に義務でないものもあり




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