賃貸不動産経営管理士 建築・設備系②暗記ノート|ガス警報器の位置・単相3線式・エレベーター保守契約

賃貸不動産経営管理士試験の建築・設備系、その第2回です。電気設備、ガス設備、防火設備、昇降機(エレベーター)などを扱います。

建築・設備系①と同じく、用語と数字を結びつけるだけの範囲です。理屈を追う必要はほとんどありません。直前期に詰め込めば、そのまま得点になります。

電気設備で押さえること

  • 単相2線式と単相3線式の違い … 3線式なら100Vと200Vの両方が使えます。エアコンやIHクッキングヒーターで200Vが必要になるため、古い2線式の物件では設備を入れられないことがある。実務にも直結する頻出論点です
  • 漏電遮断器(漏電ブレーカー) … 何を防ぐためのものか
  • 受変電設備 … 建物全体で契約電力が大きい場合に必要になります

ガス設備で押さえること

  • 都市ガスとLPガス(プロパン)の違い都市ガスは空気より軽く、LPガスは空気より重い。そのためガス警報器の設置位置が変わります。都市ガスは天井付近、LPガスは床付近。ここは必ず出ます
  • ガス機器の器具は互換性がない … 都市ガス用とLPガス用は別物。転居時にそのまま使えません

「軽いから上、重いから下」——この一言で覚えてください。選択肢はほぼこれで切れます。

防火設備で押さえること

  • 住宅用火災警報器の設置義務寝室と、寝室がある階の階段が基本。台所は市町村の条例によります
  • 消防用設備等の点検と報告 … 誰が、どのくらいの頻度で行うか
  • 防火管理者の選任 … どんな建物で必要になるか
  • 避難経路をふさがない … 共用廊下やバルコニーに物を置かせない。実務としても重要です

昇降機(エレベーター)で押さえること

  • 定期検査報告の義務 … 建築基準法に基づき、資格者による検査と特定行政庁への報告が必要です
  • 保守契約の2種類フルメンテナンス契約(部品交換や修理も含む。費用は高いが突発的な出費がない)とPOG契約(定期点検と消耗品交換のみ。安いが修理は別途)。この2つの違いは頻出です
  • 地震時管制運転装置 … 揺れを感知して最寄り階に停止させる装置

以下、暗記事項をまとめています。過去問を回しながら、間違えた箇所をここで確認する使い方が効率的です。

 

賃貸管理士合格に向けての暗記事項まとめノートです。建築・設備系の分野になります。合格には理解と暗記が必要です。過去問をやりながらこちらの暗記まとめノートでしっかりと暗記し、合格を目指してください。

目次

  • 電気・ガス設備

  • 防火設備

  • 昇降機等の設備


電気・ガス設備

マンションではほとんどが低圧引込みか高圧引込み
デパートや病院などでは特別高圧引込み

       契約電力(目安)             電気室
低圧     50KW未満            不要
高圧     50KW以上2000KW未満      必要
特別高圧   2000KW以上          必要
※低圧でも50KW以上のものもあり、その場合は電気室が必要

〈電気供給施設〉
電柱に変圧器を設置(借柱方式)
敷地内の屋外に変圧器を設置(パットマウント方式)※建物の規模にかかわらず採用できる
建物内の一室を変圧器室として電力会社へ無償提供(借室方式)※建物の規模にかかわらず採用できる
敷地内に変圧器棟を設置(借棟方式)
敷地内の屋外に設置し、パットマウントよりも大きい(キュービクル方式)

単相三線式・・・3本の電線のうち真ん中(中性線)と上か下(電圧線)を
                             利用で100V真ん中以外の上と下で200Vが利用できる
単相二線式・・・電圧線と中性線のみの使用で100Vまで

〈省エネ対策〉
季節による日照時間の変化に応じてタイマーの点灯時間を調整
電線の被覆ビニールは経年劣化するため配線交換

〈ブレーカー〉
アンペアブレーカー(電力会社所有) 漏電ブレーカー・安全ブレーカー(消費者所有)

ELB(アース・リーク・ブレーカー)=漏電遮断器は電気配線や電気製品のいたみや故障での電気の漏れを察知して遮断
感震ブレーカーは地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに自動的に電気を止める

〈ガス管〉ガスは都市ガスは空気よりも軽い 
現在、屋外は・・・ポリエチレン管  室内は・・・塩化ビニル被覆鋼管を使用
※以前は屋外は鋳鉄管、室内は配管用炭素鋼鋼管(白ガス管)

家庭用燃料電池(エネファーム)・・・電気と同時に発生する熱で給湯
ヒートポンプ給湯器(エコキュート)・・・大気から集めた熱で湯を沸かす



防火設備


特定防火対象物(不特定多数が出入り)・・・店舗や集会施設
非特定防火対象物(特定の人が出入り)・・・共同住宅

A火災(普通の火災)
B火災(油火災)
C火災(電気火災)

〈消火器〉ABC消火器はすべての火災に対応
業務用消火器はおおむね10年で消火剤を交換が望ましい
※住宅用消火器は消火剤を再充填できない構造

〈屋内消火設備〉
1号・・・有効範囲は半径25m以下で二人で使用
2号・・・     半径15m以下で一人でも可能

〈スプリンクラー〉
一般的には湿式  寒冷地では乾式を用いる

〈自動火災報知設備〉
熱式と煙式※煙の方が熱よりも早く反応

※スプリンクラー設備や自動火災報知設備が設置されていれば住宅用火災報知器の設置は免除される

〈防火管理者〉非特定防火対象物共同住宅)では収容人数50人以上の場合は定める必要がある
管理権原者=所有者は最終責任者となる 管理責任者を選任 ※選任しても免責されない
管理責任者の業務で消防計画の作成はとても重要

防火管理者の資格は甲種と乙種がある



昇降機等の設備


エレベーターの種類はロープ式(機械室必要)と油圧式(機械室不要)があり、現在は近年は機械室不要のマシンルームレスエレベーターが主流

1人当たり65kgとして計算した定員を標識で明示

保守契約はフルメンテナンス契約とPOG(パーツ・オイル・グリス)契約がある
※フルメンテナンスの方が割高

貸主は年1回定期点検報告書を特定行政庁に提出

〈機械式駐車場設備〉
不活性ガス消化設備、泡消火設備、ハロゲン化物消火設備の設置が義務
1~3か月以内に専門技術者による点検が必要

使う教材について

この記事は要点の確認用です。土台になるテキストと過去問集は、必ず2026年度(令和8年度)版を手元に置いてください。この試験は法改正の反映が多く、古い版で覚えた内容がそのまま失点になります。

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この試験は独学でも十分に合格できます。実際、市販のテキストと過去問集だけで受かる方は多くいます。

ただし独学には、自分で優先順位を決めなければならないという負担があります。どの分野に時間を配分するか、法改正がどこに反映されたか、捨ててよい論点はどこか——これを判断する時間も、実は勉強時間の一部です。

残り時間が少ない方ほど、この「判断」を人に任せる価値が大きくなります。試験までの期間が短いなら、費用をかけて要点を絞ってもらうほうが、結果的に安く済むこともあります。

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直前期の使い方

この範囲は試験の1週間前から詰め込むのがいちばん効率的です。理解が要らないぶん、記憶が新しいうちに本番を迎えられます。

  1. 過去問を解く
  2. 間違えた選択肢のキーワードで、このページ内を検索する(スマホなら「ページ内検索」)
  3. 該当箇所だけ読み直す

とくに次の3つは、確実に持っていってください。覚えるコストが低く、出題頻度が高い組み合わせです。

  • 都市ガスは軽いので警報器は天井付近、LPガスは重いので床付近
  • 単相3線式なら200Vが使える
  • フルメンテナンス契約とPOG契約の違い

ほかの分野の暗記ノート

2026年度の試験は申込が9月30日までです。学習計画は残り3か月で伸びる科目の優先順位と過去問の回し方にまとめています。

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