賃貸不動産経営管理士は、独学で受かる試験です。実際、独学で合格している人はたくさんいます。
ただし「独学で受かる」と「自分が独学で受かる」は別の話です。この記事では、独学で進める場合の教材の選び方と進め方を具体的にまとめたうえで、どういう人は講座を使ったほうが早いのかという線引きまで書きます。
まず今年の日程を押さえる
| 試験日 | 2026年11月15日(日) 13:00〜15:00(120分) |
| 申込期間 | WEB:8月3日12:00〜9月30日23:59 郵送:8月3日〜9月24日消印有効 |
| 出題 | 四肢択一 50問(登録講習修了者は45問・110分) |
| 合格発表 | 2026年12月24日(木)予定 |
この記事を書いている時点で、試験まで約2か月半です。独学で間に合うかどうかを判断するには、ちょうどいい時期にあたります。
※日程は変更される場合があります。申込前に必ず試験実施団体の公式サイトでご確認ください。
独学の教材は3つでいい
買い足すほど手が回らなくなります。3つに絞ってください。
- テキスト1冊 … 最新年度版であること。これだけは絶対に譲らないでください
- 過去問題集1冊 … 分野別に並んでいるもの。年度別だけのものは初学者には使いにくい
- 予想模試1冊 … 直前期に時間を計って解くため。9月に買う必要はありません
最新年度版であることが決定的に重要です。 この試験は法改正や制度運用の反映が早く、古い版で覚えると、覚えたこと自体が失点の原因になります。中古やお下がりのテキストで挑むのは、この試験にかぎってはおすすめしません。
過去問の回し方
独学で伸びない人のパターンは、はっきりしています。テキストを最後まで読んでから過去問に入ろうとすることです。
正しい順序はこうです。
- テキストを1分野だけ読む
- その分野の過去問をすぐ解く(解けなくて当たり前)
- 間違えた問題の該当箇所だけ、テキストに戻る
- 次の分野へ
そして2周目以降は、間違えた問題だけを回します。 全部を均等に回すのは時間の無駄です。3周目には、解く問題が最初の3割程度まで減っているはずで、そこまで来れば合格圏が見えます。
1周目で正解できた問題に時間を使わない。これだけで、体感の学習量が半分になります。
残り2か月半の配分
科目の重みは均等ではありません。管理業法(賃貸住宅管理業法)と、借主・貸主の関係を扱う法令系が得点源です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月 | 管理業法と賃貸借契約を集中的に。ここで7割取れる状態を作る |
| 10月 | 建築・設備、維持保全、金銭管理へ拡大。過去問2周目 |
| 11月前半 | 予想模試を時間を計って。間違えた分野だけ潰す |
建築・設備を最初にやらないでください。 範囲が広いわりに配点が読みにくく、ここから入ると挫折します。得点源を先に固めるのが鉄則です。
独学がきついのはここ
独学の本当の負担は、知識を覚えることではありません。何を捨てるかを自分で決めなければならないことです。
テキストには全範囲が均等に書いてあります。しかし試験に出る比重はまったく均等ではない。この重みづけを、勉強しながら自分で判断し続ける——これが独学でいちばん消耗する部分です。
実際、当ブログの筆者も宅建の勉強のとき、民法に時間をかけすぎて他が間に合わなくなった経験があります。知識が足りなかったのではなく、配分の判断を誤りました。
講座を使ったほうが早い人
次のどれかに当てはまるなら、独学にこだわる合理性は薄いと思います。
- 週に確保できる学習時間が5時間を切る … 判断に使う時間の余裕がない
- 今年の合格が必要(会社の要請、業務上の期限など) … 一発で決める必要があるなら手段を選ぶ場面ではない
- 過去に一度落ちている … 独学のやり方そのものを変えないと、同じ結果になりやすい
- 法律系の学習が初めて … 条文の読み方でつまずくと、そこだけで数週間を失います
逆に、宅建に合格済みで、週10時間以上取れるなら、独学で十分に届く試験です。ここは正直に書いておきます。
まとめ
- 2026年度の試験は11月15日、申込は9月30日まで
- 教材は最新年度版のテキスト・分野別過去問・直前の模試の3つだけ
- テキストを読み切ってから過去問、は失敗パターン。1分野ごとに往復する
- 2周目からは間違えた問題だけ。9月は管理業法と賃貸借契約に集中
- 独学の負担は暗記ではなく優先順位の判断。ここが厳しい人は講座が早い
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まずは最新年度版のテキストと分野別過去問を1冊ずつ。ここから始めれば十分です。
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「何を捨てるかの判断に時間を取られたくない」「今年で決めたい」という方は、講座を使うほうが結果的に早く着きます。優先順位を決める作業そのものを人に任せられるのが、講座のいちばんの価値です。
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