2026年度(令和8年度)の賃貸不動産経営管理士試験は11月15日(日)13:00〜15:00に実施される予定です。そしてインターネット申込の締切は9月30日(水)23:59、郵送申込は9月24日(木)消印有効。※日程は変更される場合がありますので、必ず賃貸不動産経営管理士協議会の公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事を読んでいるのが8月下旬なら、本試験までおよそ3か月。まだ十分に間に合う時期です。ただし「間に合う」のは、やる順番を間違えなかった場合に限ります。この記事では、残り3か月で得点を伸ばすための科目優先順位と、過去問の回し方を整理します。
まず手続き:申込を先に済ませる
勉強計画の前に、これだけは先に片付けてください。毎年、勉強に集中していて申込を忘れたという方が一定数います。
- インターネット申込:8月上旬〜9月30日23:59
- 郵送申込:9月下旬消印有効(ネット申込より締切が早い)
- 受験票の到着時期、試験会場の希望提出も申込時に行います
あわせて、5問免除の対象になる講習(賃貸不動産経営管理士講習)についても確認しておきましょう。免除を受けると合格ラインとの戦いで非常に大きなアドバンテージになります。ただし講習の受講には別途申込と費用が必要で、実施時期も限られます。受けるかどうかは早めに決めてください。
科目の優先順位:配点で決める
賃貸不動産経営管理士試験は全50問(免除者は45問)。出題範囲は広いですが、配点の重心ははっきりしています。残り3か月であれば、次の順で回すのが効率的です。
| 優先 | 分野 | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 賃貸住宅管理業法(管理業者の登録、業務管理者、重要事項説明、特定転貸事業者=サブリース規制) | 出題数が最も多く、条文ベースで得点が安定する |
| 優先 | 借地借家法・賃貸借契約(更新、解約、原状回復、敷金) | 毎年必ず出る。実務的で理解しやすい |
| 中 | 管理実務(募集、家賃回収、クレーム対応、原状回復ガイドライン) | 常識で解ける問題もあるが、ガイドラインは要暗記 |
| 後回し可 | 建築・設備(構造、消防、電気、給排水) | 範囲が広く、深追いすると時間を食う。頻出項目に絞る |
| 後回し可 | 会計・税務・保険 | 出題数が少ない。基本論点だけ押さえる |
いちばんやってはいけないのが、テキストの1ページ目から順番に読み進めることです。建築・設備で力尽きて、配点の大きい管理業法にたどり着かないまま試験日を迎える——これが典型的な失敗パターンです。
過去問の回し方:3周が最低ライン
この試験は過去問の焼き直しが多く、過去問演習の量がそのまま得点に直結します。残り3か月なら、次の配分が現実的です。
1周目(9月:インプットと並行)
分野ごとに、テキストを読んだ直後にその分野の過去問を解きます。解けなくて構いません。「どういう聞かれ方をするか」を知るための1周です。○×の理由を必ず確認し、間違えた問題に印をつけます。
2周目(10月:弱点の潰し込み)
1周目で印をつけた問題だけを解き直します。ここで正解しても、「なぜ他の選択肢が誤りなのか」を説明できなければ理解していないと判断してください。4肢すべての正誤理由を言えるようにするのが目標です。
3周目(11月:本番形式で時間を計る)
年度単位で、50問を120分で通して解きます。本番は1問あたり2分24秒。時間配分の感覚をここで作ります。
3周目で40問前後(8割)取れていれば、合格圏です。近年の合格ラインは概ね正答率7割前後で推移していますが、年度により変動します。8割を目標にしておくと安全圏です。
直前1か月でやること・やらないこと
やること
- 賃貸住宅管理業法の条文・数字(登録の有効期間5年、業務管理者の設置義務、書面交付のタイミングなど)の最終確認
- 原状回復ガイドラインの負担区分表を、通常損耗/善管注意義務違反で仕分けできるようにする
- 統計・法改正など、最新年度で狙われそうな論点のチェック
やらないこと
- 新しい問題集に手を出す(消化不良になるだけです)
- 建築・設備の細かい数値を一から覚え直す
独学かスクールか
残り3か月で、かつ仕事をしながらであれば、教材選びに時間をかけないことが最優先です。独学でいくなら、テキスト1冊+過去問1冊に絞ってください。複数の教材に手を広げると、どれも中途半端に終わります。
「何から手をつけていいか分からない」「勉強のペースを外から管理してほしい」という方は、通信講座を使うのも合理的です。近年はスマホで完結する講座も増えており、通勤時間だけで演習を回せます。3か月という限られた期間では、教材を探す時間そのものがコストなので、そこを買うという考え方です。
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独学で進めるか講座を使うか迷っている段階でも、内容と費用を見ておくと判断しやすくなります。申込締切の9月30日を過ぎると、次のチャンスは1年後です。
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使う教材について
土台になるテキストと過去問集は、必ず2026年度(令和8年度)版を用意してください。この試験は法改正の反映が多く、古い版で覚えた内容がそのまま失点になります。メルカリなどで前年度版を安く買うのは、この試験に限っては避けたほうが無難です。
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※当ブログはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。適格販売により収入を得ています。
分野別の暗記ノートを用意しています
要点の確認用に、分野ごとの暗記ノートを公開しています。過去問を回しながら、間違えた箇所をここで確認する使い方が効率的です。
まとめ
- まず9月30日までに申込を済ませる(郵送は9/24消印有効)
- 賃貸住宅管理業法 → 借地借家法 → 管理実務 の順で回す
- 過去問は最低3周。2周目は「誤りの理由」まで説明できるように
- 直前期に新しい教材へ手を出さない
3か月あれば十分に届く試験です。範囲の広さに惑わされず、配点の大きいところから確実に積み上げていってください。
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