賃貸不動産経営管理士 よく出る数字まとめ|管理業法・借地借家法・原状回復・建物設備を一気に確認

賃貸不動産経営管理士の試験は、数字を覚えているかどうかで確実に点が動きます。しかも、覚えれば取れるところです。

この記事では、出やすい数字を分野ごとにまとめました。直前期に、ここだけを繰り返し見返せる形にしています。

使い方

  • 覚えるのではなく「思い出せるか」を試す … 右側を隠して答えられるか
  • 間違えた数字だけを間違いノートに移す
  • 1回で覚えようとしない。短い時間で何度も見返すほうが残ります

賃貸住宅管理業法

項目数字
登録が必要な管理戸数200戸以上
登録の有効期間5年
業務管理者の配置営業所または事務所ごとに1名以上
委託者への定期報告1年を超えない期間ごと(+契約期間の満了後)
重要事項説明から契約締結まで1週間程度を置くことが望ましい
帳簿の保存各事業年度の末日で閉鎖し、閉鎖後5年間

「1年を超えない期間ごと」を「毎年」と読み替えないでください。選択肢では「毎月」「半年ごと」といった形で出ます。

借地借家法

項目数字
普通借家:賃貸人からの更新拒絶の通知期間満了の1年前から6か月前まで
普通借家:期間の定めがない場合の解約申入れ(賃貸人から)申入れから6か月で終了
普通借家:賃借人からの解約申入れ申入れから3か月で終了
普通借家:期間を1年未満と定めた場合期間の定めがない建物賃貸借とみなされる
定期借家:事前の書面等による説明契約書とは別の書面で説明が必要
定期借家:期間1年以上の場合の終了通知期間満了の1年前から6か月前まで
定期借家:中途解約(居住用・床面積の要件)200㎡未満で、やむを得ない事情があるとき

「賃貸人は6か月、賃借人は3か月」——ここは毎年のように出ます。逆に覚えていると全滅します。

原状回復ガイドライン

部位・設備耐用年数
クロス・クッションフロア・カーペット・畳床・エアコン6年
流し台5年
金属製以外の家具8年
便器・洗面台などの給排水衛生設備15年
ユニットバス・浴槽・下駄箱建物の耐用年数
経過年数を考慮しないもの畳表・襖紙・障子紙・フローリング部分補修・鍵
耐用年数経過後の残存価値1円

建物・設備

項目数字
共同住宅の共用廊下の幅(住戸の床面積の合計が100㎡を超える階)両側に居室1.6m以上/その他1.2m以上
共同住宅の共用階段(直上階の居室の床面積の合計が200㎡を超える場合)蹴上げ22cm以下/踏面21cm以上
居室の採光床面積の7分の1以上
居室の換気床面積の20分の1以上
住宅の居室の天井高2.1m以上
シックハウス対策の機械換気(住宅の居室)換気回数0.5回/h以上
簡易専用水道受水槽の有効容量が10立方メートル超
飲料水の遊離残留塩素0.1mg/L以上

採光7分の1、換気20分の1——この2つはセットで覚えてください。逆に入れ替えて出題されます。

消防・防火

項目数字
消防用設備等の点検(機器点検)6か月ごと
消防用設備等の点検(総合点検)1年ごと
点検結果の報告(共同住宅など非特定防火対象物)3年に1回
防火管理者が必要な共同住宅収容人員50人以上

「機器6か月・総合1年・報告3年」のリズムで覚えると混ざりません。

その他の期間・年数

項目数字
宅建業者の免許の有効期間5年
住宅宿泊事業(民泊)の営業日数の上限年間180日
個人情報:漏えい等が発生した場合の報告個人情報保護委員会へ速報と確報(本人への通知も必要)
賃貸不動産経営管理士の登録の有効期間5年
特定賃貸借契約の重要事項説明から締結まで1週間程度を置くことが望ましい

覚えにくい数字の整理のしかた

  1. 同じ数字でまとめる … 「5年」は登録の有効期間・宅建業免許・賃管士の登録
  2. 対になるものを並べる … 賃貸人6か月/賃借人3か月、採光7分の1/換気20分の1
  3. 「以上」「超」「以下」「未満」に印をつける10立方メートル「超」のように、境界の言い回しが問われます
  4. 年度で変わる可能性のある数字は深追いしない … 過去問に出た範囲で止める

3番を軽く見ないでください。数字は合っているのに「以上」と「超」で切られる、という失点が本当に多いです。

よくある質問

Q. これを全部覚える必要がありますか
過去問に出た範囲を優先してください。上の表も、まず管理業法・借地借家法・原状回復から固めるのが効率的です。建物設備は出題数のわりに範囲が広いので、深追いしないでください。

Q. いつ覚えるのがいいですか
直前2週間です。早く覚えても抜けます。過去問を回しながら、間違えた数字だけを集めていくのが現実的です。

Q. 数字が苦手です
語呂合わせより、「なぜその数字なのか」を1回だけ確認するほうが残ります。賃貸人の解約申入れが6か月なのは、住んでいる人が引っ越す準備をする時間だからです。

Q. 法改正で変わった数字はどう扱いますか
古い過去問の数字をそのまま覚えないでください。5年分に絞る理由がここにあります。

まとめ

  • 管理業法は200戸・5年・営業所ごと1名・1年を超えない期間ごと
  • 借地借家法は賃貸人6か月/賃借人3か月、更新拒絶は1年前から6か月前まで
  • 原状回復はクロス等6年・流し台5年・給排水衛生設備15年・残存価値1円
  • 建物は採光7分の1・換気20分の1・天井高2.1m
  • 消防は機器6か月・総合1年・報告3年
  • 「以上」「超」「以下」「未満」に印をつける
  • 覚えるのは直前2週間。間違えた数字だけを集める

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数字は覚えれば取れるぶん、「どこまで覚えるか」を決められるかどうかで効率が変わります。独学でつらいのは、建築設備のように範囲が広い分野で、どこで線を引けばいいか分からないまま時間を使ってしまうところです。講義であれば「ここは出る/ここは捨てる」が最初から示されるので、残り2か月半の使い方がまったく違ってきます。
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